【育児】パタニティブルーって何?マタニティブルーを知ろう!(パパ必読)

育児

パタニティブルーという言葉をご存じですか?マタニティブルーというのはよく聞かれますよね。
実はパパにマタニティブルーの症状がでる状態のことを指します。

パパは子供を産まないのにマタニティブルーになるって変。って思われる方もいると思いますが、実際にあります。パタニティブルーを知る前にマタニティブルーとはどうのような状態なのか知る必要がありますので説明します。これから子供が欲しいと思っているパパさん、ママさんは必ず知っておきましょう。

特にパパさんは知っておく必要があります。なぜなら産前後のママさんは大変敏感であり、体に変化が起きるためパパさんの何気ない一言で傷ついたりいますのでしっかりサポートすることが大切です。
そしてパパさんにも起こりうるパタニティブルーについても知り、予防や対応できるようにしておきましょう。

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マタニティブルー

概要

マタニティブルーとは妊娠中から出産後にかけて心が不安定になることです。不安症の一種であり、身体にも影響がでてきます。
妊娠中に赤ちゃんがが元気で育っているか順調に経過しているかという不安を感じたり、自分が親になれるのかなど将来のことが心配になってしまう状態。
待ちに待った赤ちゃんと出会えたのに、産後にちょっとしたことで涙が出たり、やる気が出なくなったりと心の悩みがであり、総称としてマタニティブルーと呼ばれています。
正式名称は「マタニティブルーズ」と言われています。

症状

症状には精神的不安な状態身体的な自律神経の不調があります。

精神面に起こる症状
・急な不安感に襲われる
・イライラする
・突然、涙がでてしまう
・出産や育児に対しての恐怖感や不安感がある
・感情が情緒不安定になる
身体面に起こる症状
・夜に眠れない
・拒食や過食になる
・体がしんどい
・頭痛や吐き気
・動機や息切れ
※自律神経とは
主に内蔵の運動、知覚および分泌を司る神経をいいます。またその中枢は間脳(脳の一部)の視床下部にあります。
自律神経はさらに交感神経と副交感神経という拮抗する2つの神経系に分けられます。
交感神経…エネルギーを発散する(身体を活動的な状態にする)
副交感神経…身体にエネルギーを蓄える(身体を休める状態にする)

原因

女性は妊娠・出産に伴う大きなホルモンの変動が起こります。ホルモンバランスが崩れ、体がついてこずに症状が出てしまいます。また妊娠すると身体に変化が起こるのも当然ですが、母親の自覚が徐々に出はじめて「立派な親にならないといけない。」と責任感や金銭的な不安などのプレッシャーによっても起こります。
また主に出産後は、女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンが急激に低下することで多くのママさんに起こりえます。

なりやすい人

はじめに言っておきますが、どんなママさんでもなる可能性はあります
実際に妊婦の約30%がマタニティブルーになったことがあると言われています。
では、なりやすい人の特徴はあるのか見ていきましょう。

  • 月経前不快症候群(PMDD)など生理不順などの人
  • 生真面目な人また責任感が強い人
  • 悩みなどを1人で抱えてしまう人
  • 夫のサポートや理解が無い人

月経前不快症候群など女性ホルモンの影響を受けやすい人はマタニティブルーを起こしやすいそうです。

発症期間

発症する時期は個人で違ってきますが、妊娠1~2週と初期から感じる人もいるそうです。産後も1年くらい続くママさんもいると言われています。
発症期間も個人差があり、2~3日で収まることもあれば2~3週間続くママさんもいます。また1度だけでなく2度、3度となる場合もありますの注意してください。

対応と対策

マタニティブルーになったら時間が経つのを待つしかありません。自然に改善することがほとんどなので、その間にパパさんがどれだけサポートできるかでまた違ってきます。
主な対策としては気分転換をあうることが大事になってきます。1度、何も考えずリフレッシュしてみましょう。
ママ友とランチに行ったりカラオケに行ったり、またはプチ旅行に行ったりしてみてはどうでしょうか。ここでパパから「母親なのに遊びに行ってんじゃねぇよ。」と絶対に言われると思います。
母親だけが育児をしなければいけないという事は絶対にありません。遊び過ぎるのはよくないですが、ママさんの状態をしっかり理解し協力し合いましょう。
勝手に涙が出てしまうという方はおもいっきり泣いてみましょう。意外とスッキリします。
そして何より重要なのが休息を取ることです。家事や育児のことをパパさんに手伝ってもらい、しっかり睡眠をとることを心がけましょう。

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パタニティブルー

さて本題にやってきました。
上記のマタニティブルーを読まれたなら人なら、なぜこれでパパがなるの?と思われる方が多いと思います。しかし実際になる可能性はあります。
現代社会ならではですが、イクメンという言葉から男性も育児に参加する方が増えてきました。その中で責任感を感じたり、仕事と家庭の両立が困難であったり、職場での理解が中々得られない状況が続くことがあります。そうした中で男性もパタニティブルーとなってしまうことがあります。

症状

基本的にはマタニティブルーで紹介した症状と同じですが、男性の精神的不安定は理解されにくい傾向にあります。おそらく、なぜパパが精神的に落ち込んでいるの?と疑問に思われることが多いです。

・特に落ち着きがなく漠然とした不安感に襲われる
・集中力が低下し仕事が手につかない
・なかなか寝付けなくなり、眠りが浅い
・家庭のことやママに対してイライラが募る
・食欲が無くなる
・育児に対して自信が持てなくなる
 

女性と違うところは身体の変化がなく、ホルモンバランスの崩れもないため身体的な症状が少なく精神的な症状が多いところでしょうか。

原因

先に述べたように男性には身体的変化やホルモンバランス崩れといったことが起きません。また父親である自覚も女性とは違い遅いでしょう。※女性ホルモンが増えるパパもいるそうです。
ではどのようなことがトリガーとなるのでしょう。


子供ができるまで夫婦二人の生活であったのに一遍して赤ちゃん中心の生活へ変化することにパパは戸惑ってしまいます。妊娠中から準備をしているママと比べると突然、父親になった動揺は大きいのです。
また仕事を頑張らないと、でも育児もしないとと完璧を目指しすぎてしまうと心が折れてしまい精神的に落ち込んでしまう可能性があります。完璧な父親を目指す必要はありませんできるだけ育児に関わっていくことを目指しましょう。

対策

ママは妊娠中から事前知識を得るため努力をしています。この際、パパも一緒に調べてみたり職場の先輩パパさんから情報共有などをすることを勧めます。
特にママとの会話を重要し、ママの身体に起きていることや感じていることを知るのも一つです。
自分が産むのではないから大丈夫ではなく、ママと一緒に赤ちゃんを迎える準備をしていきましょう。

予防としては、一人で抱え込まず周囲に協力を得てパパの知識を深めていくこと。頑張りすぎず、ママと協力し休息を順番にとれるよう生活スタイルを築いていくことが大切です。

最後に

精神的な症状は他人から中々理解を得られることが難しいです。
私は精神科で3年勤務をしていました。最初は精神病なんて気持ちが弱いからなるものだと思っていましたが、実際に看護師として働き患者さんと関わるうちに症状としてあるのだと思いました。
なので一般の方が理解できないのも分かりますが、妊娠・出産というのは人生の一大プロジェクトです。その中で女性は様々な体の変化が起きることを認識するのは男性でもできるのではないでしょうか。
また現代社会ならではですが、パタニティブルーも徐々に増えていることは確かです。多くの男性が育児に参加している証拠なので喜ばしいことなのですが、あまり完璧を目指してしまわぬよう夫婦が協力して出産・育児を進めていきましょう。
そしてパパさんママさん共に一人で悩まず、周囲の力も頼って相談できる環境を整えていきましょう。

では良き育児ライフを(‘ω’)ノ

ママのことを知るための本

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